鉄錆びを防ぐならリン酸処理が効果的!その効果とプロセスを紹介!


リン酸処理とはどんなものか?その概要と効果

リン酸処理とは、化成処理の1種で、対象素材の表面に化学反応を生じさせて薄い皮膜を生成する表面処理の方法です。リン酸処理を本格的に発展させた兄弟の名前にちなんで、リン酸処理は「パーカライジング」や「パーカー処理」と呼ばれることもあります。薄い皮膜が生じた金属の表面は、腐食が抑えられ塗装が剥がれにくくなるため、塗装前の鉄製品に施されることが多いと言えるでしょう。リン酸処理を施した素材は錆びにくく、傷ついても錆が広がりにくいことから、リン酸処理は、自動車などあらゆる工業製品の生産過程において広く使われているメソッドなのです。

リン酸処理には、リン酸亜鉛処理やリン酸鉄処理から、リン酸亜鉛カルシウム処理やリン酸マンガン処理に至るまで様々な種類があります。

リン酸処理の工程と消泡剤の必要性

リン酸処理を行うには、まずアルカリ脱脂剤を用いて、対象素材となる金属表面の洗浄から始めます。表面に汚れが残っていると、リン酸処理を施しても表面全部にわたっての化学反応が起きません。次に清涼な水を大量に使ってすすぎ洗いをします。これで初めてリン酸処理が可能になるのです。処理後は熱温風にさらして加工表面を徹底的に乾燥します。しかし、これだけだと、リン酸処理を施した金属表面の錆びを防止することはできても、化学反応による気泡の発生を抑えることはできません。細かい気泡が表面に付着し、見た目も悪く手触りもザラザラになってしまいます。気泡の発生を防ぐため、消泡剤の使用が欠かせないのです。

金属の表面にリン酸塩の溶液を使ってリン酸塩皮膜を生成する処理のことをリン酸処理と呼びます。下地処理や腐食抑制を目的に行われるのが一般的です。